KYOSHO RC RIDE-ON SYSTEM 4D EXPERIENCEが既成概念を打ち破る
PV(ファースト・パーソン・ビュー)が普及したことにより、ドローンレースの世界では自分が機体に乗り込んだ視点で操縦することが一般的となった昨今。一方、R/Cカーの世界はどうだろうか? その楽しみ方は人それぞれに千差万別だが、今後はドローンの流れを汲んだ“見る”から“乗る”へ--すなわち、ドライバー視点での操縦に変遷していく可能性を秘めていることは想像に難しくない。
(4D EXPERIENCE プロモーションビデオ)
しかし……2016年の第56回 全日本模型ホビーショーで発表した『DRONE RACER』でシーンに先鞭をつけた京商が次なる一手として提案するのは、その先をゆく“バーチャルみたいだけど実はリアル”な新しいR/Cの世界。本プロジェクトを推進する石川博義が、「自分が幼い頃に憧れたものをカタチにしたかった」と語る、その“新しいR/Cの世界”とは視覚だけにとどまらない、振動、揺れ、傾き、音までもが体感できる4D(フォー・ディメンション)の『KYOSHO RC RIDE-ON SYSTEM 4D EXPERIENCE』だった。
(「2017 第57回 全日本模型ホビーショー」リアリティー・バーチャルステージの様子)
「今の世の中、バーチャルリアリティ(VR)やドライビングシミュレーターはすでに存在します。でも、それらはあくまでも理論に基づいたものを再現した“仮想”でしかありません。でも、RC RIDE-ON SYSTEMはR/Cモデルに搭載した各種センサーのデータをパソコンに取り込み、その生データを活用して走行中(飛行中)のR/Cモデルの動きを筐体にフィードバックすることによって、今、現実としてR/Cモデルに発生している振動、揺れ、傾きなどが体感できる、まったく新しいシステムなんです。
R/Cカーって不思議なもので、俯瞰的視点で操縦していながらも走行中のクルマのロールやジャンプの動き、サスの動きや路面のグリップ感などをなんとなく感じ取ることができるじゃないですか。R/Cカーを開発する立場の人間としては、“自分の感覚は本当に合っているのか?”ということを検証してみたいんです。もっと柔らかく表現するなら、今までに誰も体感したことがないR/Cカーが受ける振動や衝撃、そして、走行中の機体に起きている現象を感じてみたいんですよね。これって、ただただ楽しいのではないかと(笑)。
もちろん、R/Cモデルの動きを再現するにはさまざまなハードルがありましたし、DRONE RACERや多種多様なR/Cモデルの動きをひとつのシステムで完全に再現することはきわめて難しいことも事実です。でも、京商テクノロジーによって、よりリアルに再現するような味付け(調整)がなされていますので、その点はご安心ください。
R/Cの歴史を振り返ると、操縦方法だけは昔と今とで大きな変化がありません。その既成概念を打ち破るためにも、より安全に本物のモータースポーツが楽しめるKYOSHO RC RIDE-ON SYSTEM 4D EXPERIENCEをより多くの人に試していただき、未知なる“4Dの世界”を体感してほしいですね」
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