ステアリングとスロットルのコントロールを司る“リンケージ”。
前回はステアリングリンケージの調整時におけるポイントを紹介したが、
今回はスロットルリンケージにスポットを当てて説明を進める。
ナビゲーター:京商・宮崎和弘
インファーノGT3開発担当者。EP/GP、競技モデル/ファンモデルを問わず、あらゆるRC モデルの開発に従事。「全8回にわたって進めてきましたインファーノGT3のコラムですが、今回が最終回となります。これまでの内容を実践して、よく走るマシンに仕上げてください」
スロットルリンケージの調整方法
加減速のフィーリングを左右するスロットルリンケージの調整。ここでポイントとなるのは「ブレーキ側」と宮崎は語る。「リンケージの調整ひとつで効き始めのタイミングや効き具合を前後で変えることができますが、まずはニュートラルなフィーリングの“前後同じ”で調整するのがお勧めです」
センターギヤボックスに取り付けるブレーキディスク&パッド、ブレーキディスクを動作させるためのロッド、さらにはサーボホーンにつなぐリンケージ(ブレーキロッド)は寸法管理が必要。「人それぞれで好みがあるとは思いますが、まずは取扱説明書に記載されている寸法にしたがって組み立てることを推奨します」(宮崎)。
サーボにリンケージをつなぐ。リンケージ(ブレーキロッド)とサーボホーンの高さが合わない場合は、キットに同梱されるカラー(1㎜厚が1枚、2㎜厚が1枚)で調整する。
送受信機の電源を入れて送信機のスロットルを全開にする。この時、ステアリングサーボと同様にスロットルサーボから音が出ている場合はEPAの数値を下げていき、下の写真のようにキャブレターが全開の状態(レデューサーの開口部とスロットルバルブがツライチになる位置)でもサーボから音が出ないポイントを探していく。
ブレーキ側はスロットルオフ時(ニュートラル)とブレーキング時でキャブレターの開度(1㎜前後が目安)が変わらないことを目視で確認。
上記の確認ができたら、実際にシャシーを押した時にブレーキがかかり、かつシャシーが前に進まないくらいの効き具合であることをあわせて確認する(EPA100%設定時。実際に走行する際はブレーキ調整が別途必要)。
KYOSHO CUP 2018 ※インファーノクラス開催予定日程はこちら
8月18日(土)/19日(日)北日本大会 長野県『しらかば2 in 1サーキット』
9月16日(日) 北海道大会 北海道『オーム輪厚RCサーキット』
11月3日(土)/4日(日) 四国・九州大会 香川県 『ホビーセンターSPK』
【BACK NUMBER】
→ インファーノGT3コラム Vol.3:ダンパー組み立て&ボールエンド取り付け
→ インファーノGT3コラム Vol.4:Cハブのバリ取り&ホイールハブの取り付け
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